産地はドウロ川流域。ワイン造りの歴史はローマ時代にさかのぼり、イギリスへのワイン輸出も12世紀から始まっています。
アルト・ドウロは気温が高く、雨量がいちぢるしく少ないので、葡萄の糖度も上がります。ぶどう果汁は、醗酵途中で樽に移され、ブランデーが添加されます。それによって醗酵が止まるため、天然の糖分が残り、甘口に仕上がります。甘口の程度は添加されるブランデーの量によって決まります。
ワインは樽でひと冬を越し春になってドウロ川河口のヴィラ・ノブァ・デ・ガイアの貯蔵庫に運ばれます。ワインはポート・ワイン協会の検査を受け、合格したものだけにポート・ワインの呼称が許され、タイプは次のよう@ホワイトポート、Aルビーポート、Bトウニーポート、Cヴィンテージポート、Dレイトボトルドヴィンテージポートに分類されます。