モメサン社が単独所有するブルゴーニュ特級畑「クロ・ド・タール」の醸造責任者、シルヴァン・ピティオ氏。オスピス・ド・ボーヌで醸造責任者を11年間、務め、95年から「クロ・ド・タール」の醸造責任者となった。解説書「ブルゴーニュワイン」を執筆した理論派でもある。
「クロ・ド・タール98」は紫色が強い。力強く余韻はかなり長い。「長熟のワインだが、アルコールと酸とタンニンのバランスはとれている」とピティオ氏はコメントした。。
90年代を締めくくる優良ビンテージと言われる「99」はうわさに違わず素晴らしい仕上がり。甘いタンニンと豊かな果実味があり、この畑のエレガントな個性が発揮されている。「99年は例外的に良いワインが大量にとれた年。
2000年はぶどうのビッグビンテージの年、これほどすばらしいワインはないでしょう。これから先が楽しみです。これから数年すれば、値段のほうも数倍になるでしょう。